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過払い金に5%の利息をつけて取り戻すボーダーラインと取り戻し方

過払い金に利息があるって聞いたけど・・・

利息って?取り戻せるお金が増えるの?

利息をつけて請求した方が、たくさん過払い金が戻ってきます!

それはお得だね!どうすればもらえるのかな?

過払い金請求は、ある特定の条件では5%の利息が加算されます。そのボーダーラインとは、貸金業者が過払い金があると知っていたかどうかです。

原則として「グレーゾーン金利」と呼ばれる、法律が曖昧なときに高金利で貸付をしていた貸金業者は5%金利で取り戻せる対象業者です。

しかし、過払い金があることはもちろん金利が発生していたとしても債務者(あなた)が請求しないと業者は対応してくれません

この記事では、過払い金に5%の利息をつけて請求できる条件と方法について解説します。せっかく過払い金金を取り戻すなら、1円たりとも損することなく手に入れましょう。

目次

過払い金とは

過払い金とは、上限金利を超えて支払われた利息のことです。

2010年までの利息の上限は「出資法」と「利息制限法」の2つで定められており、利率29.2%までの利率が認められていました。

それまで存在していた利息制限法の上限を超えても刑事罰にはあたらない「グレーゾーン金利」が、2010年6月に法改正がおこなわれたことにより上限金利が20%まで引き下げられ、グレーゾーン金利は完全に廃止されました。

利息制限法の上限金利は借り入れ金額によりちがい、10万円未満は20%、10万円以上100万円未満は18%、100万円以上は15%となります。

貸金業者は利息制限法が定める範囲内で利率を設定してはならず、グレーゾーン金利で返済した債務者には「過払い金返還請求」という形で返金をするようになっています。

過払い金にプラス5%の利息を請求できる

過払い金の利息は、2007年2月の最高裁判所の判決により5%となりました。利息制限法は借主を守る目的で作られて、過払い金に営利性はないからです。

しかし、利息5%付きで回収するためには、貸金業者が「悪意の受益者」であることを証明しなくてはいけません。

悪意の受益者は、過払い金が発生することを知っていながら利息を得ていた貸金業者をさし、ほとんどが悪意の受益者だとされています。しかし、過払い金請求をする債務者も増えているため、貸金業者の経営状況によっては利息を請求してもかなわらないことがあります。

利息過払い金の発生時点で付く

過払い金の利息は、過払い金が発生した時点で付き始めます。

2009年9月4日におこなわれた最高裁判所で「悪意の受益者となる貸金業者は、過払い金が発生した時から利息を支払わなければならない」という判決が下されたので、債務者と貸金業者の言い分がちがっても、貸金業者は過払い金が発生した時から利息を支払わなければなりません。

過払い金の利息は取引期間が長いほど多くなる可能性が高まります。できるだけはやめに過払い金請求をするべきでです。

過払金の時効は10年

過払い金請求をするときは、時効に注意が必要です。過払い金は法的にも正当な権利ですが、時効が過ぎると原則として取り戻せなくなります。

時効は、最後の取引日から10年が経過すると成立します。貸金業者の経営状況の悪化や、倒産でも過払い金が取り戻せない可能性があるので、過払い金が発生する可能性がある場合は弁護士•司法書士に相談し、過払い金と利息を確認してもらいましょう。発生したらできるだけ早く請求することが大切です。

過払い金の利息を取り戻す方法

裁判で取り戻す

過払い金に5%の利息を付けて取り戻す方法には、裁判を起こす必要があります。

貸金業者との話し合いではほぼ解決しないので、裁判を起こして利息付きの過払い金を請求することができます。

しかし、裁判には多くの手間や時間がかかり、過払い金の知識がないと貸金業者に断られたり言いくるめられたりします。過払い金、中でも利息付きで取り戻すには弁護士や司法書士といった専門家に依頼するようにしましょう。

専門家に依頼をすれば事前の書類の準備から貸金業者との交渉や裁判までスムーズに過払い金を取り戻すことができます。

過払い金の計算の仕方

過払い金を請求するために、まずは貸金業者から借入金額•返済金額•金利といった取引履歴を取り寄せることが必要です。

取引履歴をとり寄せたら、利息制限法にしたがって過払い金の金額を算出する引き直し計算をしなくてはいけません。

引き直し計算ソフトはインターネット上で公開されていますが、簡易的なソフトで過払い金額を算出するのは困難です。

返済が遅れていた場合には、遅延損害金も合わせて利息を計算します。誤った金額を算出してしまうと、過払い金の返還がされない可能性が出てしまうので、注意しなくてはいけません。

払い金請求は正当な権利なので基本的にデメリットがありませんが、時間が経つことで時効が成立してしまったり、貸金業者の経営悪化によって回収できなくなる可能性があります。

過払い金とは、貸金業者に対して払いすぎた利息のことです。過払い金があるかどうかの確認や過払い金の交渉は、依頼者と交渉事務所が貸金業者に対して行うものです。貸金業者は依頼者と交渉事務所に対して過払い金を返還しなくてはいけません。以下の項目をもとに、どのように過払い金を回収するか、その時の心境も含めて200字以上で想定したストーリーを作成してください。

過払い金を成功させる事務所の選び方

項目重視するポイント
コミュニケーション力電話や面談での対応が親切で親身になって相談に乗ってくれる
対応力返還額が妥当でないなら裁判も検討する
料金相談料が無料だったり成功報酬が適当な金額である
信頼性口コミや実際過払い金を取り戻した体験者から高評価
経験相談件数が多く事務所の運営年数がある
実績過払い金の解決件数・取り戻した過払い金の金額が多い

5%利息で過払い金請求するのにオススメな事務所

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